こじつけたぜ、オブジェクト指向人間観



はじめに

新世紀エヴァンゲリオン(25話と最終話)を見ながら、 修士論文に何書こうかなーと考えていたら、 人間とは次のようなオブジェクトなのではないかなー、と思った。 「知って考える」という行為が人類補間計画なのだ。

この図だけでは良くわからんと思うので、以下説明。

知るという行為

人間が、「知る」という行為を 「データ収集エンジン」というオブジェクトで 実現していると仮定する

データ収集エンジンの 内部には今までに蓄積した知識(データオブジェクト)と、 どのようにしたら知識を得られるか、というメソッド群がある。 データ収集エンジンはメソッドによって、 自分以外のオブジェクトとの通信や、 送信されてくるメッセージのフィルタリング等を行なう。

自分以外のオブジェクトとの通信は、 データ収集エンジンのメソッドを起動しすることで行なわれる。 例えば、「見る、聞く、話す、触る、あるいはエヴァに乗る」 などのメソッドを使って、 自分以外のオブジェクトからデータを得る。 つまり、見ようと思わなければ見られないのだ。

フィルタリングとは、生理的フィルタリング(目が悪い、耳が遠い) もあるが、 おそらく人間の哲学的な認知に影響しているのは、 「自分でそう思ってる」という思い込みであり、 その人間の世界観は、 その人のメソッドによって決定されているのだ。

データオブジェクトとメソッドの名前空間は同一で、 メソッド群もデータオブジェクトであり、 データオブジェクトもメソッドである。 なぜならば、メソッドはプログラムのソースファイルの ようなデータオブジェクトの 一つと考えられるし、 蓄積した知識を分解していったら、単語や、画像、音声 といったものになるので、 それらを自分以外のオブジェクトにメッセージとして 発信することができるからだ。

他オブジェクトから、メソッドやデータオブジェクトをもらって、 自分にくっつける、 つまり動的な多重継承によるクラスの生成も、 人間は毎日やっているはずだ、そう、とくに学生は、たぶん。


考えると言う行為

人間が、「考える」という行為を 「内世界シミュレータ」という、 人間の内側の仮想世界オブジェクトによって 実現していると仮定する。

人間は、内世界シミュレータ内部に、 今まで蓄積したデータオブジェクトを選んでコピーし、 内世界シミュレータ内部で、 データオブジェクト同士をメッセージパッシングさせて、 新しい属性をもったデータオブジェクトを生成させる。 そうして生成された新たなクラスは、蓄積するか破棄される。


目的はあるか

我々が物事を考える際には、必ず目的が存在する。 目的オブジェクトが、内世界シミュレータに放り込むオブジェクトの 選択や、コピーされた各オブジェクトに最初に送るメッセージ (シミュレーションの初期設定)、 さらには、シミュレーションによって新たに生成されたクラスの 保存、破棄などを行なうと考えられる。

また、目的オブジェクトはデータ収集エンジンにもメッセージを送り、 データ収集エンジンの属性を変化させることができる。 目的に応じてデータを収集したり、データの集め方の変化させたり、 データの流入を制限したりするのだ。

では、目的とはなんなのか?。 すくなくとも、目的オブジェクトは、データ収集エンジンと、 内世界シミュレータの制御を行ない、 外部からのメッセージや、蓄積されたデータからの メッセージをうけとり、 自らの属性を動的に変化させるものと考えられる。

なぜ、生きてるの?

なぜ、目的は、何のために必要なのであろうか。それは、 「目的オブジェクト・データ収集エンジン・ 内世界シミュレータで構成された系を動かし続けるため」である。 これは目的オブジェクトの持つ 本能的目的オブジェクトにほかならない。


おわりに

あんまし文献調べてないので(逃げ)わからんけど、 こんなことは何十年も昔から研究されてたんだろうなー。 Actorとか、Smalltalk考えついた人は、 こんなこととっくの昔から知っていたかもなー。 とりあえずこの文章は 思いついたまま をメモしておいただけなので、 今後の文献調査、ディスカッション、考察などで また意味が変わってくる。まぁよい、 人間には思考できるという価値があるだけなのだ。


あ、そうそう

あ、いっとくけど俺はどっちかっていうとアスカ派だから。


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Aapr.15 1996 by kiyohito@oki.fc.u-tokai.ac.jp