中間報告 96/9/26
kiyohito@sutou.fc.u-tokai.ac.jp
はじめに
コンピュータは、人間が自然の中
(現実世界)から有用な情報を抽出して、
保存・可視化・加工・通信等を行なう道具である。
最近ではコンピュータの高性能化によって、
複雑化した情報をあつかう事が可能になった。
また、マルチメディア化された情報を扱うための
コンピュータと人間を結ぶインターフェースとして、
ヴァーチャル・リアリティ(VirtualRiarity:VR)が注目されている。
本研究ではとくに、「VRは知的創造空間である」という観点から、
情報を取り扱うツールとしてVRをとらえ、
従来のウインドウシステムに変わる
「VRエンジン(Virtual Reality Engine)」の研究を行なっている。
VRエンジンの構成
VRエンジンはX-Windowと良く似た、
クライアント・サーバシステムになっている。
仮想現実世界内の目に見えるオブジェクトは、
オペレーティングシステム内のプロセスによって駆動される。
この、仮想現実世界内のオブジェクトを駆動しているプロセスは、
VRエンジンクライアントと呼ばれ、
自分の形状をレンダリングサーバーに通知することによって、
自分の姿を表示している。
レンダリングサーバーは、複数のVRエンジンクライアントと通信し、
それらから送られてくる形状データをレンダリングすることによって、
"目に見える"仮想現実世界を構成する。

VRエンジンプロトタイプ"Touph"
以上のようなVRエンジンのプロトタイプとして、
現在Touphというシステムを開発している。
現段階のバージョンでは、まだ複雑な形状のレンダリング機能などはないが、
VRエンジンの基本的な部分の検討を行なうのには有効なプロトタイプである。
今後はTouphのプロトコルの拡張を行なうことにより、
さまざまな機能を追加してゆく予定である。
様々なVRエンジンクライアントを呼び出すランチャー
|
VRエンジンクライアントの一つ、豆腐コントローラー
|
複数のクライアントが接続した状態のレンダリングサーバー
|